こんにちは！たそがれのオワコン仮想通貨GPUマイニングブログ管理人の山猫です。
2022年9月15日午後（JST）イーサリアムをPoW→PoSにする大規模なシステム更新（The Merge）が終了しました。
正直な所、予定通りのスケジュールで進むとは思っていなかったのだけど。。この大規模なアップデートを成功させたエンジニアの方に拍手だね。
たぶん、マイニングをしていない人にとっては、PoWがPoSに変わっても別にどうってことない話なのですが、GPUやASICを使ってマイニングをしている人にとっては大問題。。
なんといっても、世界中のマイナーのほとんどはイーサリアムを掘っていたのですから。。
イーサリアムのマイニングが終了したらどうなっちゃうのかな？
難しいよね。イーサリアムがあまりにも巨大だったから、
イーサリアムを掘っていたGPUが他の通貨に移行すると、マイニング報酬が大幅に減る可能性が高いのだ。
という事で、実際にイーサリアム以外の通貨のマイニングがどうなったのか、見ていきましょう。
イーサリアム The Merge後、他の通貨の総ハッシュレートはどうなった？
イーサリアムが掘れなくなった場合世界中のマイナーが取る行動は、多分下の3つ。
- 他に稼げそうなコインをマイニングする
- マイニング休憩。収益化が可能になるまで、マイニングを行わない。
- マイニングを終了、、機材は売却・転用
何となく、とりあえず1、2に移行して、とても収益化は無理と判断したら、3を選択するマイナーが多いのでは？と推測しました。
でも、イーサリアム以外の通貨は、規模が小さいから、マイナーが集まってしまうと、一人当たりの報酬は減ってしまうのでは？
そうなんだよね。
もうマイニングは無意味！と考えて、3を選択する人も多いと思うよ。
と言うわけで、The Mergeの前後で、イーサリアム以外の主要アルトコインのマイニングの状況を調べてみました。
Raven coin
マージ前の総ハッシュレートは、おおむね3TH/s 程度だった、RavenCoinですが、9月13日あたりからじわじわとハッシュレートが上がり始め、マージ後は一気に20TH/s 程度まで上昇しました。
7倍ぐらいになったんだね。こりゃたまらんね。
Ravencoinは、上がった後ほぼ横ばいだね。しばらくはあまり状況は変わらないかもしれないね。
Ergo
こちらは、マージ前は、10～20TH/s程度だったのが、マージ後、いったん300TH/s程度まで上がり、その後は、150TH/s のあたりをウロチョロする結果に。。
一気にErgoに流れ込んできた感じだね。
実は、これは、Ergoのネットワーク難易度の計算頻度が影響しているみたい。
Ergoは、ネットワーク難易度の計算間隔が長いため、総ハッシュレートが上がっても、ネットワーク難易度が上がるまでタイムラグが生じるそうです。
だから、そのタイムラグの間は、Ergoにマイナーが集中してしまうという現象が起こったのだとか。。
ETC Ethereum Classic
イーサリアムのマージ作業が行われ場合、かなりのGPUやASICはイーサリアムクラッシックに流れるのでは？と思われていました。
確かに、総ハッシュ地は、50TH/s程度から、300TH/sぐらいまで上がったのですが、、
予想では、もっともっとイーサリアムクラッシックに流れると思ったのだけど。。
とても報酬が得られそうもないと考えて、やめてしまった人が多かったのかもね。
というわけで、どの通貨も総ハッシュレートが大きく上がって、、その結果収益性は大きく低下しました。。
GPUマイニング 今後の予想
現在(2022年9月17日）の状況ですが、予想通り、イーサリアム以外の通貨にマイナーが押し寄せた結果、全体の収益が大きくダウンしています。
まだ、肌感覚だけど、1/4～1/6ぐらいになった印象だね。
しかも、少しでも収益がでそうな通貨にマイナーが常に移動している感じで、数時間毎に稼げる通貨が変わっている。。そんな状況になっています。
しばらくこんな状況がつづくんじゃないかな。
ただ、現在の状況では、マイニングすればするほど赤字というマイナーがほとんどなはず。。
しばらく粘ってみて、やっぱりマイニングは無理と判断してやめていく人が増えると思う。
山猫は、マイニングを行う人が減っていった結果、マイニング収益がほどほどに戻ってバランスが取れると考えています。
まあ・・・それがいつになるかはさっぱりわからないのですが。。
とりあえず、このブログでは最低限のGPUを稼働させて、マイニングの状況をモニターし続けようと考えています！
